【子育て】トイレットトレーニングを成功させるには、強制しないことが近道です!

しなやか子育てカレッジ 子育て心理カウンセラー 唐澤ひとみです。

幼稚園教諭の時に、入園前のお母さんたちから相談があったのが、トイレのこと。

「オムツがとれてません」
「我慢しすぎてしまいます」
「トイレに入るのを怖がります」

3歳児クラス20人を受け持った時、なんと!16人がおむつやトレパン着用でした!

「何やってもとれなかった」というけれど、
入園して大体の子どもたちが、2か月もしないでおむつ卒業!

何が違うと思いますか?

成功の秘訣はゆっくりとした子どものペースでやる!

早くおむつ卒業させたい!
外さないと幼稚園の先生に指摘されて嫌な思いする!

焦りから、お母さんの気持ちが優先になっているので、うまくいかないんです!

成功の秘訣それは強制されないゆっくりとした練習が卒業の近道です!

オムツを早く取ってしまおうと焦ることは禁物。
トイレットトレーニングは、育児の中でも大切なもののうちに入ります。

子どもの自律性や自主性といった能力をそのあと順調に育ててあげることができるかという
いわば、親にとっても訓練と言うべきものがおむつの時期。
この時期の子育てには、親子の深い関りがあります。


トイレットトレーニングを頑張りすぎるため、
便器に長時間座らせたり、排せつという行為そのものに不快感などを抱かしてしまったら、その後の
自律心の発達を強く傷つけてしまいます。

ポイントとしては、
あくまでも、生理的な心地よい体験であることを習慣として身に着けてあげたいですね。

子どもにとって排せつ物が汚いと思っていないの
知っていますか?

私が、3歳児クラスの担任をしていた時の素敵なトイレ話ご紹介します。

【Aくんのかわいいトイレ話】

Aくんは、入園して園生活が落ち着いた頃、トイレットトレーニングを始めました、トレパンに挑戦しましたが、担任の感で、トイレに行ってみようかなと思い連れていきました。

まず、トイレを嫌がるのはどうしてかな?
毎日、慌てずに、あせらせることなく、ステップ踏んで、トイレで初めて出来たときのやりとりです。

やり取り
その1:先生:トイレに座れた!できたね!幼稚園のトイレどう?
    Aくん:つめたい(笑)
    先生:トイレくんは、Aくんのお尻であったかいって言ってる(笑)
    Aくん:トイレくん、あったかい?あっ、う~ん。踏ん張り大成功!
        先生、できた!僕のうんちくんでた!
    先生:すごいね!トイレくんとお友達になったからだね。
       出そうなときに、またここのトイレくんに会いに来ようね。

そして、流すときには、「Aくんうんちくん、バイバイ」と言って流していました。
トイレくんのドアも、そーっと閉めて「ありがと」こちょこちょ話のように言っている姿がかわいくて、そんな成長が嬉しくて、お母さんにも、園の先生たちにもエピソードを話しました。


強制されない、ゆっくりしたトイレットトレーニングによって、段階踏んでできていきます。

クラスの子どもたちに話すと、「Aくん、すごい!怖くなかったの?」と質問攻め(笑)みんなに認められて嬉しそうでした。

 

 


【Mくんの初めてのピンチがチャンス!】

入園当初、オムツ、人に見られたりするのがとても嫌。先生にもなかなか言えず、オムツにしても変えたがらない。そんな男の子でした。
園生活、先生に慣れてもらって、プールが始まる前の数週間前に練習してみようかな~と、少しずつあれこれときっかけ作りや、不安をとれるようにドアに壁面を貼ってみたりしてスタート。

そんなことを見ていたクラスメートがこんなことを話していました。
Aくん:Mくん、こわい?いたいのがこわい?トイレがこわい?
Mくん:おしりが痛くなるのがこわい。
Aくん:痛いの嫌だよね、そっかわかった。

担任としては、友達から感じる安心感でうまくいくことも期待したい。
毎日、誰かしら、Mくんに声をかけていたので、担任としては見守り。

ある日、Mくんにピンチが!その日オムツを忘れてパンツで過ごしていたら、大きい方が出たくなった!
駆け込んで、初めて自分でトイレに。

そーっと見てみるとなんと!
男の子用の立つ方で、座ってしている。
これは、他の子が来ないようにしてあげて、なんとか、成功させたい!




事務の先生たちに協力してもらって、トイレタイム続行♡
「あ~助かった!」と思ったのもつかの間!うちのクラスの子がいつの間にか、Mくんの前で
「Mくんがんばれ、Mくんがんばれ!」と応援しているーピンチ!

担任としては、事務所の先生を呼びに行っている一瞬のすきに、やってしまったと思っていたら。


友だちの力はすごい!Mくん、ニコニコ。
すると、大成功!
友だちが、「Mくん、がんばったね」(省略)


そして、Mくんが、「先生、できた!」と手を引いて見せてくれました。場所はともかく、トイレでできたことを、たくさん褒めました。
お母さんにも、報告。嬉しさとおかしさと子どもの成長をともに喜んだ素敵な思い出です。

子どもたちは、自分の身体から出たものは身体の一部のように捨てる、捨てないを選択するほど人生最初に自分で、選択する体験と言ってもいいでしょう。

そのくらい、大切なもののように感じています。


子育てメッセージ

1:強制されないゆっくりとした練習が成功の秘訣です!
便器に長時間座らせたり、排せつという行為そのものに不快感などを抱かせない。

2:ゆっくり待ってあげられるゆっくり育児が、子どもの自律心や自主性を育む

≪しなやか子育てカレッジ≫

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