¨しなやか¨子育てカレッジ子育てカウンセラー 唐澤ひとみです。
大人の目から見れば、ただ遊んでいるだけに思ってしまう
子どもの自由遊び。
しかし、睡眠や食事と言ったものと同じくらい
必要不可欠です。
今回は、子どもが自由にあそぶことが必要なのはなぜか?を
子どものストレスと「あそび」についてお話します。
子どもが自由に遊ぶことがなぜ重要か!
それは!
自由な遊びが、子どもの
セラピーになっている!
どういうことかと言うと
経験談を交えてお話していきます。
保育の現場では、子どもの遊びに使われる遊具は
遊戯療法の遊具とも言えます。
🔶遊戯療法の遊具と捉えるもの🔶
砂、水、紙、石、、粘土、木、葉、花、クレヨン、絵の具、人形、ブランコ、三輪車、
あげればきりがないくらいあります。
その遊具を使った自由遊びがセラピーになっているとは?
自由に遊んだり、遊具を用いて癒されている!
その①:不安定な気持ちが落ち着く。
その②:心の中にたまっているモヤモヤを放出させている。
その③:自分のやりたい遊びをしながら、いつの間にか心が整理され
問題が乗り越えられる
子どもがストレスを感じた時
自由なあそびで子どもの心が変わった実例
事例1:新しい環境が不安で、保育室になかなか入りたがらない子
●ブランコに乗る
新しい環境が不安な子は、母子分離不安の特長がありました。
無理に母親から離すことなく、お母さんとブランコにのって、お母さんのパワーもらっておいでと
よく話したものです。
外の空気を吸いながら、心地よいブランコの揺れを感じ
自分の好きなことができる場所で
安心感を感じていました。
初めは、担任は遠くからそーっと見守りました。
そのうち、そばに行って、
たわいもない会話で気が紛れて、不安や緊張が和らぐと、
いつの間にか心の中のことが整理され、担任と手をつないで
安心したり、納得して保育室へ入ってくれました。
・数を一緒に数えたり。
・先生の膝に座ってブランコしたり。
・先生と二人だけの秘密の特別感をあじわう。
一日で解消される子もいれば、毎朝のルーティーンとなり、入室するまでの時間が
日に日に短くなる様子は、子どもの心の成長を感じられる素敵な時間でした。
事例2:活動に自信がない子(絵が苦手、上手くできないと言い、やりたがらない)
絵を描く経験がない、絵を描いたときに嫌な経験をした、
など
自信がない子は、友達の様子を見たり、
その場から、離れて活動に参加しない子もいます。
経験不足の子には、楽しさを伝える解放、アートセラピーを多く自由遊びに加えました。
大きな紙に自由に体いっぱい動かしながら遊んでもらいました。
身体を動かしながら描いた絵は、
のびのびとしていて心が解放されはじめ、
笑顔と会話がとびかって、不安からたのしい気分へ変わっていきます。
手や足につく絵の具の感触、友達と絵の具のつけ合いが始まり、微笑んだり
全身で楽しさや喜びを体感できると、
違和感なくそのまま課題のある活動へ入っていける子もいました。
子どもが心のモヤモヤを放出し、安定や自信(自己受容)を
取り戻し、不安や辛さや苦しみ、悩みを成長につなげるものが、
遊びの大切さでもあると感じました。
ま と め
子どもが自由にあそぶことがなぜ、重要なのか?というと
子どもが、悩んだりストレスを感じた時に
好きな物や好きなことで遊ぶと、心のモヤモヤが解消出来たり、
心が開放でき混乱していた状態を
整理することができます。
そして、もう一つは、遊びながら緊張や不安から解放された経験があると、
安心感をもって、次への自分の世界へ勇気を出して飛び込んでいくことができます。
これらの子どもの様子を見ながら
園全体で子どもをサポートしあえたり、
家庭との情報交換など連携が図れます。
子どもにとって、遊びは必要不可欠です。
母子分離不安・不登園・入園時の不安・子ども不適応行動などに不安がある
子育てママ、保育士さん。
上手くいかない時は、ご相談ください。
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