受け継ぐ、子どもたちと和紙を使って伝承遊び

¨しなやか¨子育てカレッジの唐澤ひとみです。

先日、元幼稚園教諭の経験とフラワー講師として

講習会依頼を受けてきました。

お花で文化活動【お花と和紙で作る着物ドールづくり】

どんな風に日本伝統文化を伝えてきているのか

2017年からしている活動です。
今回は以下を伝えてきました。

①120年続いた、老舗紙の会社 大与紙工の和紙や折り紙を使用しながら、
 小学生にもわかりやすく和柄の意味や日本の古くから続く伝統文化について話す。

②お花の持つ力を知り、生活に取り入れコロナ禍に活かす。

③着物ドールづくりの材料で、身近な廃材を使い、物を大切にし、SDGS活動を日ごろから意識する。

面白がる!できた!わかった!ものしり博士になろう!

日本伝統文化と聞くと、大人でも難しい~と感じませんか?

子どもたちには、もっと身近にイメージしやすく、年齢ごとに合わせて話しています。
いつも、この伝える部分を考えるのも、私の楽しみの一つです。

ものしり博士になるためには、子どもたちが自主的に活動に参加することが大切です。
そこで、子どもたちにどうすれば、ものしり博士になってもらえるかを考えていると!

大切なことは、子どもとの距離感

私自身が子どもたちと過ごすときに大切にしていること↓↓

子どもたちにのびのびと発言できる場をどう作るか
 ・自分と他者を認める時間

 

子どもたちは、作りながらつぶやくんですよね。
「これ、すごい!」「できたよ!」「これどう?こんなの考えたよ」

もちろん、発言しないお子さんもいますが、良いんです。

真剣なまなざし、夢中になっている様子から、しっかりキャッチしています!
だから、発言しなきゃ!
言わない私は、ダメなんだ!

なんて思わなくて、良いんです。

②自由な発想(個を大切にする)認めてあげる→自信に繋がる
 ・その子を尊重する
 ・言葉の表現
 ・作る表現

③失敗を恐れない心を作る
④年齢に応じた対応

その日の目的の中以外に、私個人が掲げている私の目標でもあります。
だから、子どもたちと会話をすること、心の距離を縮める努力をしています。


子どもたちの豊かな発言やモノづくり

一部ご紹介します。

感受性の豊かなお子さんたちが集まり、笑いあり、感動ありの時間でした。
「こうやって、リボン巻くの可愛いと思って~と2年生の男の子」

「可愛い和紙がいっぱいだね」
「迷っちゃうなぁ」
「こうしてみようかな」


とても、丁寧に作り上げてくれた5年生の女の子
紙は、のりでも、ボンドでもセロハンテープでもつけることできるけど

どれが、丈夫に完成できるか?のクイズに

「へ~ボンドがおすすめなんだ」と小さな声で呟いて、ものしり博士になってきた!


考え、工夫することが得意な3年生の男の子

「どの花と組み合わせようかな」
「この花が気になるから、最初に使おう!」

長さやバランス、出来上がりをイメージしながら、作るプロセスでどんどん湧き上がるアイデア。
限られた時間の中で、納得したものを作り上げる姿勢も感動しました。




子どもたちの嬉しい感想

子どもたちからの感想(小学2年生から6年生)

  • お花の事がよくわかって楽しかった。自分でお花と折り紙で作れてよかったです。(6年)
  • 色々手伝ってもらってしまったけど、すごく楽しかったし、うまく出来たと思います。特に飾り付けが楽しかった。(5年)
  • うまくデザインができてよかったです。(5年男子)
  • わかりやすい説明で普段折り紙をしない私でもキレイにできて嬉しかった。作るだけじゃなく、模様や花の事を知れてよかった。キレイに作れて、作り方も覚えたので家でも作ろうと思った。(4年)
  • 作れて楽しかった。(4年男子)
  • 今日はお花や折り紙でできるドールを作っていて、とっても楽しいなと思いました。色にはいいことが沢山あることがわかりました。とっても楽しかったです(3年)
  • いいのを作れた。(3年男子)
  • 楽しかったけど、ちょっとだけ難しかった。(2年)
  • 色々な花を飾れてよかったです。綿菓子を飾れたのがすごい楽しかったです。色々な柄があってきれいでした。

まとめ

お花を通して、子どもたちに日本の伝統文化を伝え、日本の古きよきものを大切にする心を育んでいけたらと思っています。

私自身、自分が幼稚園の頃の折り紙の思い出は、先生から頂いた優しさの贈り物でした。
大人になって、その先生のようになりたいと、幼稚園の先生になり、
今、違う立場でも子どもたちに関われてとても、幸せです。

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