災害が起きた時に、なかなか声をあげるのが難しい子どもたち
そばに、家族がいればいいですが
いつもいつもそうとは限りません。
私は、幼稚園教諭の時に、2011年東日本大震災を保育中に体験しました。
私は、神奈川県でしたので、震度5強。
大人の私たちも恐怖を感じ、揺れる校舎の中、園中の子どもたちの非難を第一に動いたことを覚えています。
ここでは、恐怖心をあおる話ではなく
少しでも子どもたちの【こころ】を守る方法をお話します。
~はじめに~
災害を体験した子どもは、深く傷つき、恐怖や不安に襲われています。
普段とは違う様子が見られるかもしれません。
災害を体験した子どもたちが辛い時期をのりこえるためには、
子どもの力だけでなく、家族、先生、近隣の人たちの力も必要です。
子どもたちの傷ついた心を理解し、愛情のこもったケアをしていくことが大切です。
それにより、こどもたちも本来の元気が戻ってきます。
災害が子どもの心と身体に及ぼす影響
🔶災害後のストレスは、心と身体に次のように表れる場合があります。
・恐怖、不安、心配
・一人でいられない、お留守番を嫌がる
・夜寝れない、悪夢
・夜泣き、おもらし
・涙もろい
・イライラする、怒りっぽい
・孤独感、無気力 など
これらは、災害を体験したり、心配事などあれば自然な反応です。
寄り添ってあげ、災害のストレスやトラウマを最小限にすることが大切です。
子どもの心を守るおすすめ対応
●スキンシップが効果大
子どもの心身の発達に重要なスキンシップ
心の安定、脳の発達につながります。
スキンシップの時は、脳内に、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されるので、
双方にとって脳内でいいことが起こります。
①手や背中にタッチする
②膝に乗せる
③手をつなぐ
④握手する
⑤たくさん褒める
すぐに出来る、スキンシップでも
ネガティブ感情を抑えてくれるんです。
私も東日本大震災の時、園庭に避難した子どもたちとくっついていたことで
冷静に判断できたり、子どもたちも泣くことなくギューッと私の服を掴んでいた
感触が脳裏に残っています。
そして、スキンシップは、ストレスの強い子になるというんです!!
オキシトシンは、安らぎ、ストレス解消の効果があるんです。
●不安を焦らせず、一つ一つゆっくりと対応してあげましょう
色んな質問をしてきたり、何度も同じことを聞くかもしれません。
ストレス反応は、不安感が一番の要因です。
子どもへの励ましたいときに「だいじょうぶ」
「がんばって」を子どもが言う前に言いすぎると
「不安になっちゃダメなんだ」
「こんな風に感じちゃいけないことなんだ」
と罪悪感を抱きます。
不安を取り除くためにも、ゆっくりと丁寧に対応してくださいね。
二次災害になるときもあります。
前向きな言葉をかけて不安を和らげること
大人も辛い思いをしているでしょうから、
そんな時は、無理をせずに。
ささやくような声で、一緒に歌を口ずさんだり
絵本を読んだり、ストレス解消として取り入れてみてください。
●ニュースなど見るのを控えることも大切
大変な災害が起こった時は、仕方のないことですが、
ニュースで目に飛び込む映像で、不安を掻き立てられてしまうことは
大いにあります。
大人もそうですよね。
現実に起こったことを学ぶことは大切ですが、
くれぐれも無理のない範囲で、心の状態を第一に考えてください。
大人も子どもも、恐怖や不安を認め、プレッシャーにならないように
注意喚起が必要です。
まとめ
●スキンシップをとり、心の安定を
●不安を取り除くためにも、丁寧に対応しプレッシャーを与えない
●毎日流れるニュースなどを控えるようにする
災害時の心身のバランスが崩れた長期的に様子が不安定な場合は、専門機関に相談してください。
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しなやか子育てカレッジ子育てカウンセラーとして、
今の現状をお聞きし、心に寄り添ったカウンセリングさせていただいております。
子育て中のママさん、妊婦さんのトラウマ緩和、ストレス解消カウンセリングしています。
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