子育てカウンセラー 唐澤ひとみです。
アダルトチルドレン特有の生きづらさを学びと
カウンセリングを受け克服してきました。
そんな経験を持つ私の最近の出来事と乗り越えている日々の親子関係を
お話したいと思います。
今回は、アダルトチルドレンの私と親の介護です。
幼い時から家族の緊張した親子関係
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私と父
少し、省略してお話しますが、
父は、昔から仕事一筋、亭主関白で頑固な父。
母は、専業主婦
女は、家庭という考えが強かった。
私が小学生の頃、父と母は別々に暮らすようになり、
私が成人して親は離婚(機能性不全)をしました。
母が居なくなり、中学生になると父と会話が減っていった子どもの頃。
さみしい家の雰囲気を感じるのが辛かった。
成長するたびに、普通に話そうとしていましたが
楽しく話せるときとそうじゃない時の差があり
父とは何か話すたびにぶつかることが多く、
仲良く話せないことが苦しく、悲しかった。
ただ、普通に話したかっただけなのに。
今となっては、父もきっとどうしたらいいのかわからなかったのだと思ってあげられます。
最近は、コロナで会う機会が減りメールや電話のやりとり。
コロナ禍でも実家に行けば、きっと「来なくていい」と言われるような気がして
いました。その方が、父も楽なのかもといいように解釈して。
自分から遠ざけていた、楽な方を選んでいたんです。
そんな親子の関係も大きな出来事で変わりました。
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父親が救急搬送
外出先で、倒れ救急搬送
救急隊から連絡きたときには、「えっ!このまま会えなくなるのか」
と過ぎりました。
脳梗塞に動脈硬化、脳の萎縮も・・・
そして、体中大けがで、全く歩けず。
脳外科の先生に、命の危険もと言われたのに
なぜか、入院させてもらえず、家に帰ることになりました。
この日から、突然、雷に打たれたような生活の一変です。
「親の介護と看病」が始まりました。
辛い介護なのに親子関係穏やかに乗り越えらてる理由
穏やかに過ごせている理由
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①会わない間に良い距離感ができていた
医師にも、命の危険や認知、介護施設を進められて・・・
大変な事態に、父も一番ショックを受けていました。私も言葉を失いました。
その姿に、私が思う「やってあげよう」は、私の勝手な思いだと感じ、
「お父さんがしてほしいこと」「してほしくないこと」を聞くから教えてね。と寄り添うことを徹底。
しかし、トイレにも行けない身体なのにオムツが嫌だと父としてのプライド。
20分以上かけて痛みをこらえて支えながらトイレへ。
少し、歩けるまでは?眠れていないからこれどう?と
パットを進めたり。
トイレの失敗があっても、体が汚れても絶対に嫌だという泣きながら話す父、
父の意思に覚悟が決まりました。
家族の前では、普段の父で居たかったし
何とか乗り越えようとする意志の強さと捉えました。
今まで話せなかった数年分、心で会話をしている時間になっていました。
②カウンセラーでの学びがライフスキルとなって活かすチャンスだった
不自由な信念の縛り
昔の私だったら、アダルトチルドレン特有の優等生タイプ
「お父さんの為」「私がやらねば」「しっかりやらなくちゃ」「がまんだ」と家族の期待を背負う役割。
「疲れた」「手伝って」が言えなかった私が、今回は、父のために一人でやるより手伝ってもらう方が断然手厚いことだと思えました。
内なる感情に気づき、認める
【悩んでいる自分】と【アドバイスする自分】毎日、自分の中にいるもう一人の自分に問いかけていました。
【~するべき】にとらわれなくていいんじゃない?
完璧に出来なくても、人に助けてを言っていいんじゃないと教えてくれたもう一人の私。
父の出来事は大変だけど、
自分の人生はをきちんと生きること
自分が、本当に自分らしくいられるように自分の心の声をしっかり聴いて、自分をたくさん褒めていました。
「よく頑張ってるね」
「人に辛いって話せてよかったよね」
「一日中動きっぱなし大丈夫?」
「お父さんとすこしでも笑って話そうとしてえらいよ」
嘘のようだけど、本当に気持ちが楽になりました。
③介護の専門家たちに助けてもらった
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介護が始まると、やるべき手続きからは逃げられない。
手順とサポートを教えてもらう。
1か月のうちにお世話になった人の数10人
専門分野ごとにスペシャリストが我が家族に親身になって寄り添ってくれました。
父の本心
私の本心
とことん、聞いてもらいました。そのうえでの家族にとって父にとっての提案とサポートをもらい
まずはお願いしました。
生活全般のサポートは私であることは変わりないけれど
そばに聞いてくれる人がいる。
一人でやるとうまくいかない
プロと一緒にやると短期間で父の状態も良くなっていく
支えてもらって絶大な安心感は成果も早い
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自宅過ごすことや家族の支えで生活したいと選んだ父
●父との時間をどう過ごすか
食事をつくり一緒に食べ、たわいもない会話で親子で笑う
父の趣味を一緒に楽しむ
私のちょっとした出来事を報告
父の白髪の頭を眺めて、そんな私の顔を見て大笑い。
何かしてあげるよりも
普通でいい
こんな報告をケアマネさんに話して
一緒に喜んでくれました。
●父の覚悟で歩けた!
進められたサポート、訪問リハビリを利用し
言われた通りに宿題と言う自主トレをする父。
出来たこと
嬉しいこと
できないこと
難しいこと
わからないことを素直に伝えて過ごしてきました。
すると!すり足ながらも歩いてトイレに行けるようになりました。
●笑顔と成長で目標が出てきた!
父の気持ちに寄り添い、温かい心のサポートが出来たことで
父自身が、進んでリハビリに積極的になり
元の生活ができるように頑張っています。
心が少しずつでも元気になれば、憔悴して死を覚悟したあの時が嘘のようです。
今は1年後、スーパーに自転車で買い物が行きたいとリハビリの方に話しています。
まとめ
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🔸アダルトチルドレンの私が克服し穏やかに父と良好な関係ができたのは
①寄り添い、相手の気持ちを大切に。
自分の思いは決して、父の望みではないことに気づいた。
適切な距離感を意識。⇒親子関係良好
②介護する私自身が、自分ファーストで、自分の人生を生きること。
内なる自分の気持ちを大切にし、その気持ちを邪険に扱わない。
自分をしっかり褒めて認めることで、もう一人の心の自分(潜在意識)がいい反応をしてくれる。
③一人で頑張りすぎず、人に助けを求める
一人でやるとうまくいかないことも、誰かと一緒に頑張れば短期間で何かしらの成果が表れる。
④コツコツ小さな成長を積み重ね人生の生きがいができ、
共に喜びを共有しているとコミュニケーションも増え、人間関係良好になる。
過去の出来事は変えられませんが、
過去に対する捉え方は後から変えられます。
自分のやりたいこと
変わりたいことに
正直に素直に歩み進められているのなら
過去の出来事は、「自然と気にならなくなる」と。
きっと、父とケンカしても今の私なら、大丈夫♡
親子関係や過去の心の傷で、子育てがうまくいかないと悩んでいる方
アダルトチルドレン優等生タイプで一人頑張ってきた方
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