しなやか子育てカレッジ 子育てカウンセラーの唐澤ひとみです。
トラウマとネガティブな思い込みの関係性
トラウマとは、強いショックや恐怖を伴う出来事を経験し、その記憶が心に深く刻み込まれてしまい、日常生活に支障をきたしてしまう状態を指します。
このトラウマ体験は、その後の人生において、様々な形で影響を与えます。
その一つが、ネガティブな自己認識、つまり「自分はダメな人間だ」「誰からも愛されない」といったネガティブな思い込みを生み出すことです。
そんなトラウマによって生きづらさを感じている人の為にお伝えします。
なぜ、トラウマはネガティブな思い込みを生むのか?
自己防衛: トラウマ体験によって、自分を守るために「自分は無力だ」「危険な世界にいる」といったネガティブな思考パターンを身につけてしまうことがあります。
一般化: 特定の出来事を、自分自身や世界全体に対する否定的な一般化に繋げてしまうことがあります。
例えば、「一度失敗したから、私はいつも失敗する」といったような思い込みが刷り込まれていきます。
自己不信: トラウマ体験によって、自分自身を信頼できなくなり、自信を失ってしまうことがあります。
ネガティブな思い込みがもたらす影響
- うつ病や不安障害などの精神疾患: ネガティブな自己認識は、うつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こす可能性を高めます。
- 対人関係の困難: 自分自身を否定的に見ているため、他人との関係を築くことが難しくなることがあります。
- 自己実現の阻害: 自分の可能性を信じることができず、自己実現を諦めてしまうことがあります。
ネガティブな思い込みを手放せるか!
ネガティブな思い込みを手放すことができると
人間関係が劇的に好転していきます!
その理由を3つのネガティブな思い込みの具体例でお話しましょう。
●具体例その1:自分には価値がないというネガティブな思い込み
本音が言えず人の言いなりになる
とりえのない自分だと思い込む
気に入られるように何かしなくては…などを常に考える
これらの思い込みを手放すと自分の気持ちが話せるようになります。
★手放すためのおすすめ
①「自分の価値」を認める
鏡に向かって肯定的な言葉をかけたり、日記をつけるなどがおすすめです
●具体例その2:ネガティブが辛すぎて、理想や完璧を求める気持ちが強くなる
ありのままの自分を表現したら「わがまま」だと否定された
もっと頑張りなさいと言われてきた
あなたが弱いからそうなるのよ
あなたの話は聞きたくないよ
そんな風に言われてきた人は、もっともっとと自分を追い込み
色々、勉強したり、行動してみるものの
「なんで、言う通りしているのにうまくいかない」
「こんなに頑張っているのに」
「やっぱり私はダメなんだ」
とうまくいかない自分が嫌いになり、気力が奪われ、自尊心は低下してしまいます。
そのネガティブな思い込みを手放すとありのままの自分を好きになり、受け入れられるようになります。
★手放すためのおすすめ
①完璧を求めるのをやめ、過程を楽しむ、小さな成功を積み重ねるなどがおすすめです。
そのネガティブな思い込みを手放すとありのままの自分を好きになり、受け入れられるようになります。
●具体例その3:人との距離がうまく取れず、人前で緊張したり自信がない。
人の目が気になる
みんなに嫌われるという思い込み
私の悪口を言われているという思い込み
★手放すためのおすすめ
①人との距離感がつかめない原因を探る(過去の経験、育った環境など)
まとめ
トラウマとネガティブな思い込みの関係性を理解しておこう!
そして、トラウマは、私たちの心に深い傷跡を残し、ネガティブな自己認識を生み出すことがあります。
しかし、このネガティブな思い込みは、必ずしも変わらないものではありません。
適切な方法や自己理解の努力によって、克服することは可能です。
もし、トラウマに悩んでいると感じたら、一人で抱え込まずに、専門家への相談をおすすめします。
誰かに相談することによりトラウマによる心の傷を癒し、より健やかな生活を送るためのサポートとなります。
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