子育てママの悩みには、子どもに何度も言っても同じことを繰り返されてイライラする
という声をよく聞きます.
お子さんがしつこいと、「さっき答えたよね?!」「何で同じこと何回もするの?」と、
イライラしてしまいますよね。
毎日、家事や仕事に追われる多忙な中だと、尚更イライラは、強まるばかりだと思います。
18年幼稚園で働きながら教諭兼カウンセラーとして多くのご家族に接してきた観点からお話ししたいと思います。
子どもがしつこい行動をする原因とは
見てみて、愛して、好きって言っての“承認欲求”
下記の様子に当てはまる子に、多く見られる傾向があります。
・ママに抱っこしてもらいたい、甘えたい、もっとこっち向いてと満たされたい気持ち。
・優しくして、怒ってばかりいないで
・ほめられること、認められることが少ない、または無い
弟、妹ばかりに笑ってるけど、僕には?私には?どうして笑ってくれないの?
そんな自分に意識を向けてほしいと
子どもの具体的にこんなこと言ってきます。
「ママ、○○できたよ、みて」
「一緒にやろう、ねぇねぇ」
「きょう、これ作ったんだよ、見て」
この気持ちが満たされないと、弟や妹にちょっかいや嫌がらせをして
怒られる、注意される回数が増えていきます。
お子さん自身に「○○がほしい、○○がやりたい」などの欲求が強いことが子どもの成長段階には
あります。
具体的には、「ダメ」いうことを、何度もしてきたり、聞いてきます。
例えば、
「このお菓子買ってもいい?」
「ゲームしたい、YouTubeみたい」
「遊んでもいい?」
普段ダメと言ってることを、たまに大人都合で、 “特別扱い” しまぁいいかと許していることがあります。
明確な理由がなく、「今日だけ特別ね」と許可してしまうと、
子どもは「今日は大丈夫かな、言ってみよう」という気持ちになりやすくなります。
これも、子どもにはわかりにくいので、何度も聞いてしまう行動になります。
緊張しやすい、緊張に弱い脳の子がいます。特性ともいえるでしょう。
また、環境によっても、子どもの不安は大きくなります。
例えば
・周囲が優秀な人や子どもばかり
・失敗体験を多くしすぎたり、度々している
・親に叱責ばかりされてきた
・過去の出来事でトラウマを抱えてる
しつこい行動の子どもへのかかわり方
1「一貫した」接し方をする
「ゲームは宿題が終わったらOK」「YouTubeは平日は1時間、土日は2時間」とかルールを決める
例えば、「今日は水泳テスト頑張ったから、好きなお菓子1個かってあげるね!」と、
「今日は特別なんだ!」という『お子さんが理解できる理由』を、具体的に伝えられれば大丈夫です。
2 親子で一緒に過ごす「時間を作る・ほめる・否定しない」
お子さんが好きなことを一緒にやる時間を作ることです。
中には、子どもとかかわることがつらいママもいます。
そのつらい中で、何ができるのか
大きなことをしなくても、今のママにできることをしてあげてください。
3 簡単な毎日の中で「小さな成功体験」を多く積めるようにする
失敗をしてもいいんだ、怒られないんだ、否定されないんだということを感じていくこと。
例えば
着替えたら、裏返しだった
「でも、自分で、頑張って着られたね、偉かったね」と裏返しには触れない
段階とっていく
まとめ
子どもがしつこい行動をする原因は、親に愛してほしい、見てほしい、かわいがってほしい、という気持ちが満たされていないと、しつこい行動、問題行動になります。
少しでも、子どもの要求にこたえてあげること、ママができることで子どもの気持ちを受け入れてあげてほしいと思います。
しつこいとイライラしますが、少し聞き入れてあげるだけで、すんなりとママの気持ちにこたえてくれることもあります。感情的にぶつけても子どもはただ、怖いと思うだけで、毎日同じようなしつこい行動を繰り返すと思います。
ここは、一番子育て中の頑張りどころです。
もし、長いこと一人で苦労している場合は、一度ご相談することをお勧めします。
しなやか子育てカレッジ 子育てママの悩みをサポート
しなやか子育てカレッジ 公式ライン お友達追加もお待ちしています