【保育士】過去の痛みと上から目線、解決のカギはここにある!

こんにちは。
¨しなやか¨子育てカレッジ 子育て専門心理カウンセラーの唐澤ひとみです。

本日は、過去の私も、「上から目線に聞こえてしまい」勘違いされた人間関係の悩みは、
自分の「弱み」だと思っていたことがありました。
それと同じ経験中の保育士さんのご相談を紹介したいと思います。


陰口を言われた経験を通じて、
なぜこのテーマが重要なのか皆さんに経験から得た教訓や感じたことをお伝えし、
お役に立てられたらうれしく思います。

上から目線の言い方してそうで、気になって自分が出せない

保育士Aさんから、ご相談
【上から目線のいい方してそうで、気になって自分が出せない】


人から、相談を持ち掛けられることが多い私ですが、先日、陰口を言われていることが、
人伝えでわかりました。
「あの先生、上から目線だよね」
私自身、全くそんな気持ちで話しているわけではありません。
とても、悲しくなりました。

それを知ってから、その職員を避けてしまったり、口数が減ってしまい
何か話すたびに「上から目線になったらどうしよう」と気になりすぎてしまいます。

自分らしく、自分を表現するのが怖いです。
楽しく職場で過ごすにはどうしたらいいですか?

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解決方法は2つ

①俯瞰力を活かし、自分の意見を伝える前に相手の情報を引き出す!
②過去の経験が心に影響を与えている可能性があります。

①俯瞰力を活かし、自分の意見を伝える前に
相手の情報を引き出してみよう!

相手が、相談にのってほしくて聞きにくるのに、
最後は、上から目線なんて言われ心外ですよね。

どうしてそんな風に感じてしまうのか?

元保育士の視点で話しますが、経験が豊富になるほど、自分の仕事内容以外のことをこなしていきます。
クラス運営だけでなく、園全体です。何がいま求められているのか、
どんな動きをするべきか、瞬時に多くのことを考えて日々過ごしています。

子どもたちの命を預かっていますので、全体を見下ろすって必要なことです。

だから、【上から目線】悪く取らなくていいんです!
もっと言うと弱みではなく強み!

自分の価値観について相手に伝えることが長けている!と言うことです。
ポイントは、
相談者にとってメリットになる視点を抑えておくといいのです。
①自分の意見を伝える前に「困っている事」「悩んでいる事」「どうしてほしいのか」
情報を引き出していくことがポイントです。

私も、すぐに解決策を話していましたが
いくらいい情報であっても、押しつけがましく感じたら残念ですよね。

一緒に解決していこうとする姿勢を伝えていきましょう。


②過去の経験が心に影響を与えている可能性があります。

過去のトラウマを癒す一歩かもしれません。

【上から目線の言い方をしているつもりではないのにきになる】

【上から目線で話されることが多い】

この二つは、自分自身だけでなく、相手にも過去にトラウマになった経験があるのかもしれません。
また、仕事上で、リーダーシップを発揮できるがために「怖い」とイメージを持たれたことがあるとか。

人それぞれの過去の経験からくるトラウマです。

これらのトラウマの根本的な根の部分を見つけることが解決する近道です。

過去のトラウマから具体的な体験談でお話します。

自分らしく発すること、表現することが苦手になった私のトラウマ

私自身の体験談です。
幼稚園教諭だった私は、園全体を見る立場になりました。
上司や後輩たちとチームティーチングを取り入れ先生の持ち味が発揮されるように役割分担を決め、
教師の高め合い、理解を深めていける環境づくりに力を注ぎました。

私の性格上、リーダーシップをとることや責任感が強いところはいいところ。
しかし、つい、熱が入りすぎて相手の悪い部分を正そうとしてしまうところがありました。

上司と後輩の板挟み
上司は、私に対して良い保育を提供する責任があると期待し、指導を厳格に行っていました。一方で、後輩は私の指摘が連日のように続き、自己評価が低下し、メンタルに負担を感じていました。
この状況では、私は後輩の立場に立ち、適切な指導とサポートを提供することの難しさを実感しました。
一方で、自己評価を過度に高めることなく、チームとして協力し成長できる方法を見つける必要がありました。

うまくいかない時は、どうしてだろうと自分を責めたこともありました。
自己評価の影響は、私自身が指導者に向いていないかもしれないという不安に繋がりました。

毎日、後輩の保育パフォーマンスについて聞く中で、どのようにサポートすべきか、
また、どんな気持ちで彼らがうまくできないのかを考えることが、
私を自己評価のジレンマに追い込みました。



人と深く付き合うことが苦手になり、本当に自分を出せる人は数人です。

そんな時、精神科医のゼミに通っていた私は、相談をする機会をもらいカウンセリングしてもらいました。


自分らしい言い方や魅せ方をしなさい
そして、過去のトラウマをしっかり認めその時の自分も認め癒してあげること。

カウンセリングでは、私は自分の思いを素直に吐き出す時間をたっぷりもらいました。
その過程で、自分の内に抱えた葛藤や努力について話すことで、自己評価についての誤った信念に気づかされました。

私は過去、自分の弱さと思っていた部分が、実は私の強みであることを再認識し、
カウンセリングを受ける前と比べて、自己表現や人間関係の改善に自信を持つようになりました。


俯瞰力も責に感もマイナスに働くからいけないわけで、
プラスに働くコツを身につけたら良いと
ご指導いただきました。

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聞く力の重要性

相手の意見や感情に耳を傾けることが大切だと気づかされました。
相手が何を考え、感じているかを尊重する。そして、自分の意見ばかりを押し付けず、相手の声に耳を傾けることで、信頼関係を築くことができます。

相手の立場や視点を理解し、共感することで、より建設的なコミュニケーションがとれます。
例えば、保育士同士の協力において、他のスタッフが提案したアイデアや意見に耳を傾け、共感し、それを評価することが俯瞰力を活かす方法です。


また、責任感をプラスに転換するためには、相手に対してもっと柔軟な言い方を心掛けることが重要です。
責任感が強い人は、時に他人に対して厳しい言葉を使いがちですが、相手の感情や立場を尊重し、受け入れやすい言葉遣いを心がけることで、建設的な対話を促進できます。

例えば、指導やフィードバックを行う時に、具体的な改善点を提案する代わりに、共感の言葉を交えつつ相手をサポートする方法を取り入れることがいいと思います。

上から目線に言ってやしないか、今の自分が、気にならないかと言ったらゼロではありませんが
プラスに活かす方法を知れたので、今では人間関係全般に活用できています。

まとめ

本日のまとめ

カウンセリングを受けた経験から、上から目線と言われて自己表現が難しかった私が、
トラウマや制約といった信念に気づき、それらを克服する過程を経ました。

最初は弱みと思っていた部分が、実は私の強みであることに気づき、自己肯定感を高めることができました。

そして、人間関係において悩みが多いことを経験から知りましたが、
自分を知り、自分らしさを発揮することで、信頼感や好感度を得る方法を見つけることができました。

この経験から、自分自身を好きになり、他人との関係をより意識的に築くことの大切さを学びました。


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