【ベテラン保育士】後輩とのストレスのない人間関係を築く方法

幸せママになるしなやか子育てカレッジの保育士、子育てカウンセラーの唐澤ひとみです。

最近、小学校、幼稚園の先生から人間関係の話をお聞きしました。

ちょうど、3月は新人研修の時期であり、入学、進学準備に追われていると思います。
そんなグッドタイミングな話題をお伝えしていきます。

後輩とのストレスのない、人間関係を築く方法

先日、幼稚園教諭歴28年のベテランの先生から、こんな相談をいただきました。

28年のベテラン保育士の相談内容

新人1年目、2年目の後輩について
「仕事をしていると、若い先生は、いつも受け身で、指示を待つばかりで困っている。」

「保育のこととか、クラスの子どもの様子はどう?と聞くと黙ってしまうのよ。」

「わからないことがあったら、質問してきてくれたらいいのに・・・」

どうしたらいい関係を築けるかしら?」

この話は、現場ではあるある話で、保育士同士の信頼関係を築くことが悩みの上位に入ると思います。
相手を知り自分も知ってもらうには、時間がかかりますし、保育者には、子どもとの関係も保護者との関係もあるので、どれか一つに集中して人間関係を築いていくわけにはいきません。

私も、先輩、後輩時の人間関係の苦労も両方経験しています。
今日は、両方の立場で述べていきたいと思います。

どうすることが、信頼関係を築いていけるのか?
なぜ、後輩は質問してこれないのでしよう?

解決方法を考えてみましょう。

ズバリ‼ 先輩保育士から、積極的に声をかけることです‼

入社したばかりの若い先生は、緊張や不安でその場に慣れることで精いっぱいです。

後輩も、心の中では、一日も早く打ち解けたいはずです。

ついつい
「困ったら、自分から聞いてくるだろう」
「聞いてくるのが当然だ」と思い込んでいませんか?


私は、今40代ですけど、後輩が積極的に聞いたり、行動したり、先をみて行動する!そのような風習を強く感じながら働いていたことを思い出します。しかし、時代と共に上下関係の築き方や考え方も変わってきましたよね?学校での生活の仕方やバイト先での働き方、社会に出る前の経験が変わってきています。

自分から聞きに行った方がいいだろうときっと、感じていると思います。

そんな、心の声をそのように、受け止め、きっかけを先輩から作ってみるのはいかがでしょう

そこで、

自分は、コミュニケーションがとれていると感じているが、
後輩と雑談も含めコミュニケーションがまだまだ少なすぎるのではないか?
と考えを見直す、
もっと少しの合間にも話しかけ、交流をとるように心がけてみてください!

なぜ、上記のことが大切というと

雑談の中にも、
・保育に対する思いや悩み、互いのいいところが見えてくる
・苦手なところがわかったりフォローしあえる関係が築ける
・後輩は、少しずつ先輩の行動を見て、真似をしながら、

 自分がどうするべきかを考える習慣を身に着けられる。
・勘違い、気持ちのズレに気づく

このような気づきを得られると思いますよ。

気持ちを見える化すると新しい気づきと心の整理ができた

今回、私とベテランの先生と話をしましたが、用紙の左側には自分の気持ちを
右側には後輩が思っているだろう気持ちを想像し書き出してもらうことにしました。


感情的になっていた気持ちも、見える化していると、心の整理が出来たり、自分の当たり前だと思っていたことに気づけた様子。
また解決するための行動もイメージしやすくなりました。

自分の今の気持ちと相手の気持ち(予想)を見える化

気持ちの見える化で、先輩が後輩の心の予想、見えてきたものは

≪後輩の心の中は≫

自分の考えを否定されるかもしれない。
想像すると怖い。
・聞こうとしても、なかなかタイミングがつかめない。

「もしかしたら、質問の仕方がわからないのかな?」
「先輩が思っているほど、困っていない?意識のズレ?とか」
「話すのが苦手かもしれないから、気持ちがまとめやすいためにも、ノートに書き出してもらおうかな」
「一人だけよりも、学年の先生、みんなで取り組んだ方が、気づきがあって良さそうね。」


忙しい日々の中、じっくり話すことが難しい時も、気持ちを見える化することで話しやすく良い関係が築けはじめられるなら取り組んでみるのもいいですね。



現場に出れば、教育者として見られるし、元気のない先生の姿は、子どもたちにいい影響とは言えませんね。
きっと、先輩も、必死に幼稚園のこと、保育のことを考えるあまり、力んでしまうのかもしれません。

すべて理解し合うことは難しいかもしれませんが、一日も早く、少しでも良好な関係になるように頑張る先生を応援したいと思います。

ストレスのない人間関係を築くためのまとめ

先輩が心がけること

①こまめな話、雑談も含めて多くとること⇒安心感、信頼感を築ける一歩

自分の今の気持ちと相手の気持ち(予想)を見える化すると気持ちの整理がしやすい

雑談は大切

・保育に対する思いや悩み、互いのいいところが見えてくる
・苦手なところがわかったりフォローしあえる関係が築ける
・後輩は、少しずつ先輩の行動を見て、真似をしながら、

 自分がどうするべきかを考える習慣を身に着けられる。
・勘違い、気持ちのズレに気づく

④互いのいいところを認め合う気持ちが大切であり、先生同士の仲の良さは、園児たちの安心感につながる

毎日少しずつ、できることから取り組み、チームワークの良い職員づくりを心掛けてくださいね。

¨しなやか¨子育てカレッジでは

自分自身にも、保育に活かせる心理カウンセラーのスキル(見える化テンプレート)をお伝えし役立てていただけます。

自分の気持ちや人間関係、心の仕組みなどカウンセリングで体感し、日ごろのストレスをすっきりさせてください。