【子育て】温かいまなざしを子育て四訓から感じる子育て

皆さんは、「子育ての四訓」と言うものがあるのご存じでしょうか。

私は、今から20年以上前、幼稚園教諭になりたての時に聞いた言葉が、
「子育ての四訓」でした。

当時は、20代そこそこ。
結婚も押していなければ、出産も経験していない。
幼稚園教諭になって、可愛い子どもたちとの毎日を楽しみにしているような新人です。

私が、幼稚園教諭に慣れたことを
報告した恩師がいます。

私が5歳の時の担任の先生です。
かかさずに、今も毎年、手紙のやりとりをさせていただき44年。
その先生から、就職したお祝いに書かれていた言葉が「子育ての四訓」でした。

深い言葉に気持ちを動かされたあの時を思い出し
今回は、ご紹介したいと思います。

子育て四訓からの教え/子育てを振り返る

🔸子育て四訓

乳児はしっかり、肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな


アメリカインディアンの言葉という説。
私は、ただ、子育てにおける親子の距離感の在り方や、温かさや深さに感動した。と言うことです。


短い四訓の中に色々な子育てのヒントがあるんだと思いました。

新米先生の私には、楽しく子どもと過ごそうと思っていた感情から
子どもの人生に関わる、重大な仕事に就いたのだなと緊張が走ったのを覚えています。

子どもが最初に受ける親の愛

愛の形は、それぞれです。
例えば、子どもの為だと厳しくする人もいれば、怒らずに育てるのが子どものためだと言う人もいます。
はやく自立して、親孝行しろ!という人もいれば、自分がやりたいことに一生懸命取り組めばいい。と
突き放す派と見守る派に分かれたり。

これが、うちの愛情のかけ方だ!
と言われてしまえばそうなのですが、
はたして、受け取る側の子どもは、どんな愛情を望んでいるのでしょうか?

自分の気持ちとは違う、愛情と言うものを
感じていたら、それは愛情と言えるのかと考えたこともあります。

子どもがいつの間にか、親が望むことをして
愛を得ようとしたときに

一生懸命子どもなりに努力しても
「ダメだ!」「言うこと聞きなさい」「好き放題して」と
認めてもらえなければ
段々、子どもは「言っても、わかってくれない」「理解し合えない」
「話したくない」「悲しい」「しんどい」と様々な感情を抱えて育っていきます。

愛情がわからなかくなるのではないでしょうか。


我が子が望むことは何なのか。
一日、その一瞬、子どもと向き合っているときに
子どものまなざしは、どんなことを訴えているでしょう。

言葉との出会い、保育士としての関りから多くのことを考えさせられました。

子どもの時は、二度と戻ってきません。
子どもの時の親の愛情が、一番子どもの人生に関わると言ってもいいと思います。

温かい子育てのきっかけに紹介♡
言葉から触れる幸せな子育て

アメリカンインディアンの教え    ※あくまでも言葉のご紹介です。

批判ばかり受けて育った子は、いつも非難ばかりします。
敵意に満ちた中で育った子は、誰とでも戦います。
妬みを受けて育った子は、いつも悪いことをしているような気持ちになります。
心が寛大な中で育った子は、我慢強くなります。
励ましを受けて育った子は、自信を持ちます。
褒められる中で育った子は、いつも感謝することを知ります。
思いやりの中で育った子は、信頼を持ちます。
人に褒められる中で育った子は、自分を大切にします。
仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけます。

この言葉から、皆さんは、どんなことを感じましたか?

子どもの成長に合わせた親子の関わり方を知れば子育て上手

私が、20年近く保育に携わり、また子育て心理カウンセラーとして25年以上。
多くのご家族を見てきました。

本日の【子育ての四訓】で親子の関りをお話します。

子育てでは、子どもの成長に合わせて適切な距離をとりながら子どもの自然な自立を促していくことが重要です。

1:乳児はしっかり肌を離すな

乳幼児(0歳から1歳ごろ)の子どもは自分では、何もできません。
この時に、お世話してくれる人の声掛けやスキンシップで、愛情を感じ
人間形成の土台を作り出していきます。

赤ちゃんは、スキンシップによって「きずなホルモン」「愛情ホルモン」といわれる
オキシトシンの分泌が活発になることがわかっています。

オキシトシンは、記憶力向上、ストレス耐性を高める働きがあります。
乳児期に、脳自体がオキシトシンを出しやすくなると、
一生効果が続くと言われています。

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2:幼児は肌を離せ、手を離すな

幼児期(2歳~6歳ごろ)になると少しずつ自我がめばえる時期です。
一人でできる事が増えてくる時期。

保育園や幼稚園では、親とのスキンシップが、乳幼児期ほどなくなり
子どもの「自立」への第一歩が始まります。

親は、【子離れ】の第一歩になります。

この時期は、いろんなことにきゅみ関心が湧いてきます。
たくさんの物を見て、触れて、経験を重ねながら成長していく大事な時です。
過干渉になりすぎず、見守ること。

子どもが自ら行動し、出来たら褒めてあげる事
失敗やできないことが出てきても、怒ることはせずに後押ししてあげる
ことが自立へ繋がります。

手を離すなは、まだ危険がわからないから話すなと言う意味もありますが、
好き勝手放置しすぎるなという解釈も私はしています。

3:少年は、手を離せ目を離すな

少年期(7歳から12歳ごろ)
小学生になるとほとんどのことが、自分でできるようになります。

行動範囲も広がり、大人では考えつかない行動をとることも。
そして、親と過ごすより友達と過ごす時間が増えていくのもこの時期です。

大人の目の届かない時間も増え、経験値が少ないことから、
ふとした行動で誤った方向に進んでしまうこともあります。
子どもの様子は気にかけ、心の変化に敏感になっておくことも大切です。

何でもできるようになっても【いつも見てるよ】【大好きだよ】と言う気持ちや行動は
まだまだ、伝える必要がある時期です。

4:青年は、目を離せ心を離すな

青年期は(13歳から20歳)親の関りがさらに少なくなっていく時期です。

皆さんも経験があると思いますが、中高生の時期
親には言いたくないことや秘密にしたいことありませんでしたか?

少年期とは違い、いつも見てるよの距離感では、監視されていると感じたり
うざい!うるさい!なんていわれる人もいるのではないでしょうか?

この時期は、適切な距離感を保っている方がいい時です。
勝手にさせておくと解釈せずに、心はいつでも寄り添っているという解釈をしてください。

見守られているという安心感が常にあるので、
自分を信じ、安心感をもって親と言う世界から広い社会へと飛び立っていけるのです。

まとめ

子育ての四訓から、子育てにおける親子の距離感の在り方や子育てのヒントにしてみてください。

四訓に合わせた、子どもの成長段階で子どもへの言葉のかけ方や距離感など
我が子の成長状況を見ながら、ご家庭の愛情のかけ方を考えていかれるといいのではないでしょうか?

しかし、長い子育てには、不安や悩みごとはつきものです。
そんな時は、抱え込むことなく、まずは誰かに相談してみてください。
心の内を吐き出すことで、スッキリしたり、心の中が整理されたりします。

どうぞ、一人でしんどさを抱え込まないでくださいね。

¨しなやか¨子育てカレッジ子育てカウンセラー
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