【子育てママ】どうして、パパは子育てに無関心なんだろう・・・

¨しなやか¨子育てカレッジの唐澤 ひとみです。

私が、幼稚園で働いていた時に相談を受けた、ママの切実な悩みをお話します。

Q&A:どうして、パパは子育てに無関心なんだろう・・・

子どもが、泣いていても知らんぷり、子どもが、「パパ、絵本読んで」と言っても「ママに読んでもらって・・・」と断るパパ。

子どものきもちに答えてくれないパパの様子に、意味がわからないし、子どもに影響があるんじゃないかと不安で仕方がありません。

なんででしょうか?これから、ずっと無理なんでしょうか?(30代ママ)

なぜ、パパは子育てに無関心なのか!

それは
【幼少期に経験した心の傷が、子育て無関心パパをつくっていた!】

私が勤めていた園は、家庭訪問や面談など、家庭との関りが多い園だったのもあり、
お声をかければ、いつでも、面談ができる環境でした。

その時も、パパと幼稚園で面談をしたときに、「ママが、パパの気持ちを知りたがっていたことや心配している」と伝えると、パパ本人から自分の思いを話してくれました。(一部省略して抜粋)

無関心な態度をしていた理由

理由1:
どうやって子どもに接したらいいのか、わからないんです。
泣いて訴えても、あやしてもらえなかった経験が何となくある
父親と遊んだり、絵本を読んでもらった記憶がない、ただ、遊ぶだけと思うけどそれが難しい。(パパ)

  幼少期に甘えたいのに拒絶されたり、無視された記憶があるのではないか。
愛情を受けていないからわからない。
 
                    

 

理由2:
面倒なことや、煩わしいことは避けてしまったのが、正直なところ、なにかやって上手くいかないかもしれないから。なにか、指摘されるならやらない方がいいと思っていました。
今までそんな風に、生きてきたかもしれません・・・(パパ)


 人と向き合うことが苦手に思っていた。
 避けていたから、いつの間にか、相手の気持ちに鈍感になっていた。
 必要ないんだと勝手にインプット


パパの気持ちがなかなか、怖くて聞けなかったママも、パパが子どもへの愛情表現がわからなかったことが、わかったことで、パパへの優しさ、思いやりが、言葉になって表れて、「私は、こう思っていたよ」と落ち着いて話せたいたのが印象的でした。


話し合いの後、短編の絵本をパパの膝の上で読んでもらって、わが子とスキンシップをとってもらったり、簡単に子どもとコミュニケーションをとる遊びなどを伝えたことを思い出します。

パパが子どもとの関りが楽しくなる!簡単ですぐにできること
から家族で一緒にトライ!

今まで、どうしていいのかわからなかったお父さんには、ハードルを下げて、ママも一緒に手本を見せてもいいでしょう。

また、もしかしたら、パパ本人が、これならできるかもと提案する人もいるかもしれません。
ここで大切なのが、無理に頑張りすぎないことです。

小さなことから、ゆっくり、徐々に進めてください。

ちなみに上記ご家族と決めたことは・・・

① プレッシャーにならないように楽しく取り組む。

 ・ママにするかパパにするかじゃんけんで決めたり、ゲーム感覚で家族で笑いながらやってみよう!
 ・図鑑など写真を楽しめるものから、話してみよう

② 子どもの話を聞いてみる

・子どもがどんなことを楽しんだり面白がっているのか、聞いていると気づきがうまれます。
・興奮して早口で話す様子や表情もかわいいところが見れます。
・子どもの話す知識を「パパは知らなかったら、すごいな!」と子どもの気持ちを持ち上げるだけでも、ぐーんと親子の距離が縮まるコツです。

③子どもを伸ばすほめ言葉

・子どもたちは、「すごい!」「〇〇博士!」「〇〇天才!」と言われるとはりきっちゃうんです。
 

少しずつ取り組んで、パパが出来たことを感じ、パパにしてもらえたことを喜ぶ我が子。
笑顔の親子を見れたママは、自分の家族ができることを少しずつ増やし幸せ家族になっていました。


もし、親から愛情を受け取らないと子どもはどうなるの?
(相談者ママからの質問)

子どもも同じように愛情の注ぎ方がわからなくなるかもしれません。

今回の、お父さんのように、自分が、子どもの時にしっかりとした愛情を注がれていない
=不安を抱える、かまってもらえない、無視された。
結果、自己否定が強く、自己について語る際、過度に否定的であった。

自分の存在や感情について現実感が持てていない、気づいていないこともわかりました。
また、自分の親の話をするときに少々、無症状だったことが印象に残っています。

このことからも、幼児期にたっぷりと親の愛情を受け取ることが、子どもにとって大切と考えられます。


まとめ

  • 幼少期に経験した心の傷が子育て無関心パパをつくっていた
  • 大人になってわが子への接し方がわからない自分はおかしいことに気づいていなかった
    ⇒子どもは、幼児期に思いっきり気持ちを受け入れてもらうことが大切(無償の愛)
  • 子どもとのコミュニケーションの取り方がわからなかったパパには、無理なくできるスキンシップや遊びを提案し取り組んでみるのがおすすめです。
    すぐに、いいパパになろうと急がずに、できることを繰り返してみましょう。
    (喜びを感じてもらい自信をつけてもらう)

¨しなやか¨子育てカレッジでは、シンプルだけど大切な子育てのコツやカウンセリングで、幸せママになる
ご提案をさせていただいています。